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遮熱性能テストについて
気泡タイプとの比較実験
サーモカメラによる検証
気泡タイプの遮熱シートを使用して比較実験してみました。
厚さ9.5mmの合板にタープホイルと気泡タイプの遮熱シートを貼り、赤外線ヒーターをあてて、時間の経過と遮熱の度合いを比較してみました。
<試験日> 2007年6月12日
<室温> 28℃
<使用機材> サーモカメラ(IR FREXCAM R)
- タープホイル断面
(厚さ)0.17mm
- 気泡タイプ断面
2層エアークッションの両面をアルミで被膜したものです。
(厚さ)8mm
合板部分のサーモカメラによる画像です
- <遠赤外線稼動直後>
- <2時間経過後>
- <3時間経過後>
3時間経過後も2つの合板の表面温度に差は見られません。
輻射熱の反射(遮熱)に関しては、アルミ部分のみの性能によることがよくわかります。
気泡タイプなどの空気層部分による性能の差はほとんど発生しないと考えられます。
屋根裏実地比較実験
サーモカメラによる検証
屋根裏の内側からタープホイルを施工し、その遮熱の効果をサーモカメラで検証してみました。
<試験日> 2006年8月10日 午後2時
<室温> 35.5℃
<使用機材> サーモカメラ(IR FREXCAM R)
天井裏に部分的にタープホイルを敷いて、サーモカメラで撮影した画像です。
ブルーで表示されているところが、タープホイルを敷いた部分です。
タープホイルを敷いた部分と他の天井との温度差は約5℃となり、大きな効果が見られます。
遠赤外線ヒータテスト
試験体による遮熱テスト
<実験開始直前>
試験体はホームセンターで購入した保温用の発泡スチロールボックスと、そのボックスにタープホイルで外側を巻いたボックスです。
試験体とヒーターの距離は約400mmで、680ワットの熱を照射しています。
<2時間経過後>
タープホイル(遮熱シート)なしは数分で温度が上昇し、15分ほどで右図のような温度の違いが現れ、その後は両試験体ともほとんど動きがなくなります。
ボックスのみの場合は、ボックスが熱を吸収し温度が高くなりますが、もう一方はタープホイルが熱を反射するため温度の上昇が大変少なくなります。
タープホイルは純度の高いアルミで、輻射熱の97%を反射してしまうため、このような結果となります。
タープホイルのアルミ純度は99.45%です。
屋根裏モデル遮熱テスト
試験体による遮熱テスト
<実験開始直前>
タープホイルを使用し、遮熱テストを屋根に近い状態で試験しました。
遮熱シートは19mm以上の空気層が必用なため、フタより下に貼りこんであります。
フタには板金を使用しています。
<実験開始後>
タープホイル(遮熱シート)なしの右側は、板金が高温に熱せられボックス内も高温になりますが、左側はタープホイル(遮熱シート)で板金からの熱を反射していますので、外気温程度までしか温度は上がっていません。
屋根や外壁にタープホイルを使用することで快適な居住空間になり、省エネ住宅をつくることができます。